2009年12月23日水曜日

2008 Idolatry

 
ブログエバーグリーンさんがお書きになった、ジェイソン敗退の後の
Idolatryについての記事を無断転載します。ごめんなさい。
http://evergreenblog.seesaa.net/article/99021393.html


2008年06月02日

American Idol season7 TOP4 Finalist ジェイソン・カストロ


癒し系コンテスタンツのお別れインタビュー
 参加者が生き残りを競うスタイルのリアリティ番組だと、参加者同 士のライバル心からくるギスギスした雰囲気が番組を支配したり、またはこれみよがしの仲良しこよしを見せ付けられてもわざとらしさが鼻についたりするわけですが、アメリカンアイドルのコンテスタンツが垣間見せる独特のライ バル関係と連帯感は、視聴者がこの番組を愛してやまない理由のひとつになっているのではないでしょうか。
 そんなアメリカンアイドルにあっても今 シーズン、ジェイソン・カストロが醸し出した雰囲気はさらに特別なものでした。全米2500万人が見つめるという緊張感の中で顔をこわばらせ硬くなってし まうコンテスタンツが少なくなく、またジャッジにひとたび酷評されれば動揺が隠せず怒りすら隠さないコンテスタンツまでいるのに対して、彼はいつもおだやかな笑顔を浮かべていました。そして、まるで彼の周りだけ別の時間が流れているかと錯覚するほど、リラックスして、テレビの出演者だということを忘れているかと思うような態度 に、時には笑わされ、驚かされ、癒されたファンも多いことでしょう。
 しかし、インタビューを読むと秒刻みで進行するあわただしい生放送という状 況が、想像以上にジェイソンにはプレッシャーに感じ、そこから失敗していたこともあったということを知ることができました。番組を去ることが淋しくもあり またプレッシャーから解放されてうれしくもある複雑な心境をジェイソンらしく自然体でそして率直に語ってくれています。
 今シーズン終了後、次に 音楽シーンへ戻ってくるときにどんなアーティストになって登場するのか最も楽しみな卒業生のひとりです。


Idolatry - Jason Castro(ビデオ)
'American Idol' Exit Q&A: Jason Castro (テキスト。最初に広告が出ます)


EW: ジェイソン、あなたが「もう脱落したいと思っている」と私に言ったことを記事にしたことについて怒っていると聞きました。仲直りさせてもらっていいです か?
JC:怒ってなんかいませんよ。ぜんぜんかまわないです。僕はそう言ったのですから。

EW: あなたが言ったことを認めてくださってありがたいです。われわれはあの記事に対して数多くの抗議メールをいただきました。
JC:実際あの日は大変不機嫌でした。いろいろなことにフラストレーションを感じていて。あなたと電話で話していたときも、決して機嫌良くはなかったです。あなたと落ち着いて話す場所が見つけられずに、歩きながら電話で話していました。それで会話に集中できませんでした。何を言ったかもほとんどを覚えてすらいませ ん。そんな日が時々ありました。だから、あなたがしたことに対して謝罪などいりません。

EW:視聴者の中には、火曜日(アメリカではコンペの放送日)にあなたが歌い終わった後、口 が「投票しないで(Don’t Vote)」と動いているように見えたと思ったようですが。投票で脱落させてほしかったわけですか?
JC:僕は「投票して!投票して!(Vote. Vote.)」と強調するために2回言ったというのが真相です。そして、席に戻りながら、僕は自分がしたことについて考え、もしかして「投票しないで (Don’t Vote)」って言ったように見えたかもしれないと気づいて、次にカメラがこちらに向いたときに「投票して(Vote)」とだけ言いました。

EW: 話をはっきりさせておくと、あなたはわざと自分への妨害工作はしていないと、脱落したくなかったということですね。
JC:脱落したくはありませんでした。しかし、同時に、今となって脱落が明らかになり、思っていたとおりの結果になったことにほっとしています。これ以上は無理というところまで上り詰めていたからです。僕はこれ以上続けられませんでしたし、こうして終わりを迎えました。

EW:火曜 日の夜の話をさせてください。サイモンが誰も「I Shot the Sheriff」をカバーするべきじゃないと言ったとき、エリック・クラプトンがこの曲の素晴らしいカバーをしていることを思いつきませんでしたか?
JC:みんな知ってのとおり、彼はときどき明らかに間違ったことを言います。でも反論はしませんでした。母から他人が悪く見えてしまうようなことをしてはいけない と教えられていたからです。僕は礼儀を重んじます。そこは僕が歌い、そして彼が批評する場なのです。

EW:「Mr. Tambourine Man」ではどうしてしまいましたか?完全に歌詞を忘れてしまいましたか?
JC:当日は気が散ってしまっていて。腰掛けてマイクの調節をしていたらすぐに始めなければなりませんでした。準備できないままはじめなくてはなりませんでした。 あの場がどこかすら忘れてしまって。歌詞を忘れてしまったことが信じられませんでした。あの歌詞は心に刻み込まれていたはずなのに。だけど、笑っていられたのは、自分をシリアスな状況に追い込んだりはしたことがないからです。僕は人間ですし。もちろん、あんなことにならなければいいと願っていましたが。なにか原因があったのでしょう。今はこうなってしまったことに後悔はありません。

EW:どこかで「アメリカンアイドルの勝者」というレッテルが付いて回るのがいやで勝ちたくなかったんじゃないですか?
JC:それはまったく見当はずれです。本当にTOP3に勝ち残りたかったです。ただこれまでになかったことが起きてしまっただけだと思います。

EW:1 週間に2曲準備するのは大変でしたか?
JC:まったくそのとおりです。選曲するだけでもかなりのプレッシャーがかかります。来週は3曲になるはずでしたので、僕は頭がおかしくなりそうでした。TOP24に入ったときと同じくらい脱落したことが うれしいですね。

EW:来週、何を歌うつもりだったか教えてもらえますか。
JC:3 曲のうち2曲は自分の選曲ではありませんでした。2曲与えられて、それで3曲目に僕はカーリー・ブラザーズの「Blue Eyes」か、コールドプレイの「Green Eyes」を歌う予定でした。来週はいずれにしても「瞳」について歌うつもりだったわけです。

EW: 数週間前、私はあなたが歌った「Memory」があまりにも酷い評価を受けていたことにぞっとしてしまったのですが。
JC:ありがとう、それを知ってうれしく思います。僕は通してはまだ見たことがないんだけど。酷評するのではなく、優しくしてくれたことに感動しました。感謝しています。「Memory」を歌ったかいがありました。

EW:ステージ上でコケにされて、アンドリュー・ロイド・ウェバーを殺したくなったりしませんでした。
JC:そんなことはないです。あれはユーモアですから。彼はとても親切でしたし、ただ、僕とは違った人間でした。僕を怒らせるつもりもなかったでしょうし。彼がどんなに情熱的であるかわかりました。しかし彼は僕の情熱を認めてくれなかったんですね。

EW:あなたはいつも穏やかに楽しそうにしていますね。ジャッジに酷評されたときでも。どうやったらそんな風にしていられるのかな?
JC:そうですね、ただそれが僕の性格なんですが。ジャッジだって人間、僕たちはみんな人間なんです。それでも最初の頃には何度か私の顔が死にそうになっていたのを見たことがあるんじゃないですか?自信がなくて、自分を追い込んでしまって、それをジャッジに指摘されてしまったからなんです。しかし、パフォーマンスに自分が納得していれば、(ジャッジに酷評されても)自信を持っていられました。

EW:ポーラが間違ってあなたがまだ歌っていない2番目の曲の批評 をしたとき、何を考えていましたか。
JC:何が起きているのかわかりませんでした。僕も混乱してしまって。デヴィッドの横に立っていたので思わず彼のほうを向いて「何?」って聞いちゃいました。2曲目の歌はうまくいくと思っていたのですが、心を乱されてしまいました。おかしいですね。でもあれもちょっとした間違いですよ。

EW:あのせいで、2曲目がうまく歌え なくなるのではという心理的な影響がありましたが。
JC:少しはあったかもしれません。よ くは覚えていないのですが。コマーシャル休憩に入る直前にはだんだん息苦しくなってひきつけを起こしそうになっていたことを思い出します。また酷評される ことにならなければいいんだけれどと願っていました。最初の一節を歌いだしたとき、咳をしそうになってしまいました。これはまずいなと思いました。歌える 気分ではありませんでした。リハーサルでは2曲目のほうがうまくいっていたのですが、しかし本番ではこちらが見劣りしてしまいました。

EW: 昨夜、あなたが再び「I Shot the Sheriff」を歌ったとき、番組で歌う最後といった神妙さはなく、かなりくだけた雰囲気に見えましたが。
JC:とても興奮していました。番組に出演したいと思ったときぐらい。理由は分かりませんが。これでプレッシャーの中で歌をパフォーマンスしなくていいんだということが分かったからです。ただ幸せでした。それに加えた僕はボブ・マーレーとレゲエ音楽を愛していますから。

EW:じゃああなたはアイドルツアーを楽しみにしているの?それとも恐れているの?
JC:楽しみにしていますよ。待ちきれません。お祭り騒ぎになるでしょうね。どんな曲を歌うかいろいろ考えていますよ。きっと、番組で歌わなかったものも1−2曲歌うこと になるでしょう。

EW:ツアーは別にして、あなたは次に何をするのでしょうか?両親の家からは引っ越しますか。
JC:実際には大学の寮に住んでいて、故郷に戻ったときは両親の家にいるってかんじなんですが。大学に戻ることはないと思いますので、ロスアンゼルスに引っ越すこ とになるでしょう。臨機応変にやっていくことになるでしょう。